今日の成功条件
初回の成功は「印刷できる人にする」ことではなく、この場所で診断モデルを出し、後処理し、次に相談できる材料を残すこと。 本番モデル、詳細な設定理論、中空/drain holeは初回現場から外す。
現場に残す
- 部品名の指差し確認
- 狭い机での清潔側/不潔側の決定
- 講師によるレジン投入と本人の状態確認
- 70〜75分の外す前写真、タンク底、フィルム確認
- 取り外し、洗浄、乾燥、二次硬化
現場では短く
- 1層サイクルは3分だけ
- 失敗症状は4語だけ
- 設定理論は合計5分まで
- CHITUBOXは印刷中の練習枠
- 2回目用ファイルは余力枠
事後に回す
- 詳細な硬化・剥離メカ
- 失敗診断フローの深掘り
- 本番モデルへ進む判断
- 中空モデルとdrain hole
- 設定変更の体系的な練習
120分で成立する前提
この現場版は、Mars 4本体が開梱済みで通電でき、講師が事前にレベリングを済ませた状態を前提にする。 ここでいう配置とは、開梱や初回レベリングではなく、使用可能な本体を作業台に置き、PC、洗浄、乾燥、二次硬化、写真記録の動線を決めること。
含める
- 机上の配置と清潔側/不潔側の決定
- ビルドプレート、タンク、フィルムの固定状態確認
- 講師USBの保存済みファイルで印刷開始
- 後処理と写真中心の記録
含めない
- 開梱
- 初回レベリング講義
- CHITUBOXインストール
- プリンタ不具合対応
崩れた時
- 30分以内に印刷開始できなければCHITUBOX練習を削る
- 75分以降は原則として再印刷しない
- 写真、タンク確認、記録を優先する
印刷先行型 120分
受講者本人が確認と記録を行う。講師はレジン投入、汚れの広がり、写真前に状態を崩す動き、記録漏れを止める。
開始前30秒チェック
1つでも止まる場合は、今日は印刷完了まで狙わず、設置確認または診断で止める。
- 本体の電源が入る
- ビルドプレートが装着でき、固定ノブが締まっている
- レジンタンクが固定できる
- 透明フィルムに大きな白濁、傷、穴、硬化物が見えない
- 講師USBをプリンタが認識する
- 使用ファイルの機種、レジン名または当日ラベル、予測印刷時間を確認できる
- 予測印刷時間が15分以内を目安にできる。16〜20分ならCHITUBOX練習短縮で対応できる
- 洗浄容器、乾燥、二次硬化、写真撮影場所がある
本番ではなく診断モデルを出す
最初に合言葉と成果物を固定する。今日残す最低セットは、写真4枚と、CHITUBOX設定画面または記録シート1枚。
- 本番模型ではなく診断モデルを出す日だと確認した
- 最後に残すものは「硬化後の物、写真、設定記録」だと確認した
- 理論説明は合計5分までに抑えると講師が決めた
- USB内の本番模型ファイルは選ばないと確認した
狭い机で作業を止めない配置を作る
講師、オーナー、受講者で現場を見て、プリンタ、PC、洗浄容器、乾燥、二次硬化、汚れ物一時置きを小さく区切る。
- 清潔側を決めた。PC、スマホ、記録紙はここに置く
- 不潔側を決めた。ビルドプレート、取り外し、洗浄前のものはここで扱う
- タンク底とフィルムを確認できる余白を残した
- 本人がビルドプレート、レジンタンク、透明フィルムを指差せた
- ノブ、側面、タンク固定部など触ってよい場所を確認した
- 透明フィルム、LCD面、Z軸など不用意に触らない場所を確認した
講師USBの保存済みファイルで始める
CHITUBOXから作り始めない。USB直下には今日使うファイルを1つだけ置き、予備はbackupまたは予備フォルダへ入れる。ファイル名は手入力できる短さにする。
- USBを挿した
- Print / USB Files を開いた
- 本人が短い診断ファイル名を読み上げた。例: M4_Diag_A_005_2p4_15m
- プレビュー画面で予測印刷時間を確認した
- ファイル名と予測印刷時間が分かる画面を写真に撮った
- 主要設定値の出どころを1つ選んだ: USB保存済みファイルの値
- レジン名または当日ラベルを確認した
- 講師がレジンを投入した
- 本人がタンク固定、液面、MAXライン、気泡・ゴミ・硬化片を確認した
- 30分以内を目標に印刷を開始した
CHITUBOX練習と最低限の仕組み説明
印刷が動いている間に、受講者PCでCHITUBOXを触る。練習ファイルは今プリンタで動いているファイルとは別物として扱い、保存する場合はpracticeまたは練習を付ける。
- 本人が診断モデルを開いた、または開く場所を確認した
- プリンタ/プロファイルを見る場所を確認した
- 層厚、初期露光、通常露光、リフト条件の場所を指差せた
- スライス、保存のボタン位置を説明できた
- ビルドプレートの上下、露光、リフト、戻りのサイクルを観察した
- 異音、異常停止、画面エラーがないか見た。途中で不用意に触らない
- 露光・リフト・リトラクトを3分以内で説明した
終了待ちと後処理準備をする
印刷終了後にすぐ外さない。完了画面を確認し、垂れが落ち着くのを待ちながら、写真を撮る場所、受け皿、洗浄容器、置き場所を確認する。外す前写真とタンク確認は70〜75分にまとめる。
- プリンタ画面の完了状態を確認した
- 外す前写真を撮る位置とスマホの置き場所を決めた
- 受け皿、取り外しトレー、洗浄容器、乾燥場所、二次硬化器を順に置いた
- 汚れた手袋でPCやスマホを触らない動線を再確認した
- 失敗していても、設定画面へ戻る前に外す前確認を行うと決めた
- 4症状を短く確認した: ビルドプレートに何も付かない、サポートちぎれ / 本体が残る、層間剥離、歪み
取り外しから二次硬化まで一巡する
後処理は説明を増やすより、本人が一度通すことを優先する。水洗いレジンでも当日の洗浄方法は講師指定に従い、自己判断で水洗いとIPA洗浄を切り替えない。IPA、飛散、保管、廃液の具体判断はSDS、院内ルール、施設ルールに従う。
- 70〜75: 外す前写真、造形物近接写真、タンク底・フィルム確認を終えた
- 70〜75: タンク側を「残っている / 残っていない / 分からない」で記録した
- 75〜80: ビルドプレートを外し、造形物を取り外した
- 80〜87: 大きめの容器内でIPAスプレー洗浄した
- 87〜92: エアブローで乾燥した
- 92〜98: 二次硬化した
- 98〜100: 硬化後の診断モデル写真を撮った
写真中心で相談できる形にする
設定理論を増やさず、当日の記録をそろえる。判定はきれいさではなく、次へ相談できる材料が残ったかで分ける。
- ファイル名を残した
- レジン名または当日ラベルを残した
- 主要設定値の出どころを残した
- 写真4枚をそろえた: 外す前、タンク底・フィルム、洗浄後、二次硬化後
- CHITUBOX設定画面または記録シート写真を残した
- 合格 / 保留 / 失敗 のどれかで仮判定した
次回ひとりで戻れるか確認する
事後1週間以内に、写真と記録を見ながら次に確認する場所と次に変える1項目を決める。
- 次回ひとりで最初に何を確認するか言えた
- 失敗時に最初に見る場所を言えた
- LINE相談時に送る写真と設定を言えた
- 次回変えるなら1項目だけにすると言えた
- 1週間以内の事後レビュー候補日を決めた
失敗時の分岐
原因を当てにいかない。最初に「どこに何が残ったか」を見る。75分以降は原則として再印刷しない。
再印刷してよい条件
- 60分以前に失敗が分かった。
- ビルドプレート、タンク底、フィルム確認が終わっている。
- 硬化物が残っていない。
- 変更点が1つだけ決まっている。
- 再印刷しても105分までに記録へ戻れる。
再印刷しない条件
- 75分を超えている。
- フィルムに硬化物が残っている可能性がある。
- 何を変えるか決まっていない。
- 写真を撮る前に状態が崩れている。
- 講師がいないと安全に判断できない。
写真中心の記録
現場では詳細な原因メモより、あとで見返せる写真を優先する。数字を完璧に書くより、設定画面や記録紙を写真に残す。
事後1週間以内のレビュー
詳細HTMLは、この場で読み切る資料ではなく事後レビュー用に使う。写真と記録を見ながら、次に確認する場所と次に変える1項目を決める。
- 当日の写真4枚と設定画面または記録シート写真を見返す
- ファイル名、レジン名、主要設定値の出どころを確認する
- 次回の印刷で、最初に見る場所と変えるなら1項目だけを決める
- 詳細版で、設定理論、失敗診断フロー、本番モデル前の注意を必要な順に読む